若者のセックスレスの現状!20代後半の夫婦の35.5%が該当
そもそもセックスレスとは、「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1ヶ月以上ないこと」と日本性科学会が1994年に定義しています。
日本では、特に若者カップルの間でセックスレスの状態が増えていると言われています。実際、合同会社serendipityが調べた結果、次のようなグラフの結果となりました。
この調査は、インターネット上で全国の25歳以上・30歳未満の既婚男女、1,000人を対象にして行われたものです。
結果をみてみると、男性では約37%、女性では34%の人がセックスレスであると答えており、平均すると35.5%のカップルがセックスレスであると言えます。
若者のセックスレスカップルの約半数が悩んでいる
では、このセックスレス状態の人のうちどれぐらいの人が悩んでいるのでしょうか。同じく合同会社serendipityが調査した結果では、次の通りとなっています。
男性では、47.3%、女性では51.5%の人が悩んでいると回答しました。
また、浜松第一クリニックがおこなった「セックスレスに関する意識と実態調査2023」では、20代の男女それぞれ500人ずつ計1,000人に対して「セックスをする目的はなんですか」という調査を行いました。
この調査の中で20代の人たちは、男女ともにセックスをする目的は「愛情確認」と答えている人が1番多い結果になっています。
セックスには性的な快楽を求めるだけでなく、愛情確認という大切な意味合いが含まれているのです。
それにも関わらず、セックスレスで悩んでいる人が増えているということは愛情確認をしたいのにできないというジレンマを抱えている若者が増えていることになります。
片方だけが悩んでいると大変そうだね…
そうね!
肝心なのは2人で解決していくことよ。
セックスレスの原因は優先順位が下がっていること
満16歳から49歳の男女3,000人に対して、2010年に行われた「第5回男女の生活と意識に関する調査」では、セックスに対して積極的になれない理由として、次の3つが上位に上がっています。
- 出産後なんとなく
- 面倒臭い
- 仕事で疲れている
この結果から、セックスに対する優先順位が下がっていることがセックスレスに繋がっているとわかります。
愛情を確認する方法がセックス以外で確立しているカップルは問題ありませんが、一方がセックスで愛情を確認したいと考えている場合は関係性にも影響しそうです。
カップル間で話し合ってお互いの気持ちを確認していくことが大切であると言えるでしょう。
まとめ
忙しいなどの理由でレスの場合「忙しさ」を見直すことや性的魅力を上げることはセックスレスの解消の一つです。
ただ、セックスだけをゴールに考えず、焦らず、相手へ意識を向けることから始めることも大切です。
日々の会話、スキンシップなどにも注目し相手への愛情を怖がらずに表現していきましょう。