経血の色と生理のサイクル
経血の色は生理のサイクルとともに変化するのが正常です。それぞれのサイクルではどのような色の経血が出れば正常なのかをご紹介します。
経血の色って気にしたことなかったけど、
サイクルによって色が変化するんだあ。
そうなの。経血は健康状態を知る上でも重要だから、
しっかり覚えようね!
ピンク:生理初期
生理初期には、おりものに経血が混じったようなうっすらピンク色になります。生理初期のタイミングで見られるピンク色の経血は特に健康状態に問題ありませんが、生理以外の時や生理のサイクルが進んでもピンク色の経血がでる場合は、異常がある可能性も。
真っ赤な鮮血:生理中
個人差はありますが、生理2日目になると、明るい赤色の経血が出るようになります。これは子宮内膜が新しく剥がれ落ちて、体の外に排出されていることを意味している経血です。
真っ赤な経血が出ている時も、経血の量が多かったり、レバーのような塊がたくさんでるという時は正常ではないこともあるので、心配な場合は病院で相談すると良いでしょう。
茶色っぽい赤:生理後半
生理後半になってくると、赤色の中にこげ茶色や黒色が混ざってくるようになります。これは、生理後半になると、経血の量が少なくなり、体の外に出るまでに時間がかかるため酸化するので、黒っぽい色になるのです。
生理後半以外のタイミングでこのような血がでる場合は、不正出血などの可能性があるため、注意が必要ですになります。
経血の色で判断する要注意サイン2つ
では、どのような経血がでると健康状態が異常な可能性があるのかをご紹介します。
オレンジ色の経血がでる
経血の色で判断する要注意サインの1つ目は、オレンジ色の経血がでることです。オレンジ色の経血は、血液の異常や膣の感染症である可能性があります。特にゼリー状の経血や水っぽい場合は、すぐに病院を受診しましょう。
生理初期以外にピンク色の経血がでる
経血の色で判断する要注意サインの2つ目は、生理初期以外のタイミングでピンク色の経血がでることです。正常なタイミング以外でピンク色の経血がでるのは、ホルモンバランスの変化や不規則な出血が起こっていることを意味します。
ピンク色の経血が出た場合は、生理の血なのか、それ以外の血なのかを見極めましょう。
経血で健康状態を知る時に確認するポイント
ここまで、経血の色で健康状態を見極めるポイントをご紹介してきました。それ以外にも経血には健康状態を知る上で、必要な情報がたくさんあります。次のようなことも経血の色と合わせて確認してみましょう。
正常な経血でいるための方法
経血が異常=健康状態に異常があることを意味していることが多くあります。つまり、正常な経血でいるためには、定期的に婦人科で検診を受けて健康状態を把握しておくことが大切です。
また、ホルモンバランスが乱れている時も異常な経血がでる可能性があるため、ホルモンバランスを正常に保つ努力も必要ですになります。ホルモンバランスを整えるためには、次のような習慣が効果的です。
- バランスのとれた食事をする
- 十分な睡眠をとる
- 大豆イソフラボンやビタミンB群などのサプリメントを摂取する
- 自分に合ったストレス解消法を日常に取り入れる など
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まとめ
経血の色は、私たちの体調を知るための大切な指標です。毎月の生理期間中に色やその他の変化を観察し、異常を感じたらすぐに医師に相談するようにしましょう!