赤ちゃんとお母さんの健康な毎日に大切なポイント10個
妊娠中、授乳中は赤ちゃんとお母さんの健康はもちろん、赤ちゃんの成長にとって大切な時期と言われています。厚生労働省が発表している「妊産婦のための食生活指針」の中ではこの時期に適した食生活についての以下の10指針が記載されているのです。
(引用:妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針/厚生労働省/2023.8.3)
https://www.mhlw.go.jp/content/000776926.pdf
今回はこの中から3つをピックアップして説明するわよ!
赤ちゃんのために大切なことだもんね!教えて、教えて!
妊娠前から、バランスのよい食事をしっかりとりましょう
1つめは妊娠前から栄養バランスの摂れた食事をするということ。栄養バランスが摂れているかどうかの目安として、1日の中で主食、主菜、副菜が揃った食事を2回以上するという基準があります。若い世代の女性でこの基準を満たした食事をしている女性は少なく、妊活の段階からバランスを考えた食生活をすることが大切です。
不足しがちなビタミン・ミネラルを、「副菜」でたっぷりと
2つめはビタミンやミネラルを摂取するために副菜を工夫するというもの。妊娠中や授乳中の日本人女性では、ビタミン、ミネラルの中でも葉酸と鉄の摂取が不足していることが報告されています。特に葉酸は先天異常予防に重要なんだとか。野菜はこれらの栄養を摂るために効果的ですが、多くの若い女性は、1日の目標野菜摂取量を摂れていません。妊娠前から野菜をたっぷり使った副菜を取り入れ、ビタミン・ミネラルの摂取を心掛けましょう。
お母さんと赤ちゃんのからだと心のゆとりは、周囲のあたたかいサポートから
3つめは周囲からのサポートをしっかり受けるというもの。お母さんと赤ちゃんのゆとりは周りの支えから生まれます。妊娠・授乳期は心身の変化が激しいため不安定になりがちです。家族など周囲の人に適切なサポートしてもらうように心掛けましょう。自治体などからのサービスに関する情報などを収集をするときは公的機関からの信頼性のある情報を重視し、SNSなどにある不安を煽る情報に惑わされないよう注意することが大切です。
赤ちゃんとお母さんの健康のために気になる2つのこと
赤ちゃんとお母さんの健康のために気になることをご紹介します。
気になること1.食事で注意することはある?
妊娠中、授乳中は気を付けた方がいい食べ物があるよ。
この時期は、食べたものが赤ちゃんに影響することがあり、注意が必要です。例えば生の肉や加熱が不十分な肉や魚、卵、ナチュラルチーズなど。これらは感染症や食中毒のリスクが高いため妊娠中、授乳中は注意しましょう。また、魚の中には水銀を含んでいるものがあるため、1日の摂取量に注意が必要です。
気になること2.妊娠中、授乳中はカフェインを摂取してはいけない?
少量なら摂取しても大丈夫だけど、量に注意する必要があるよ。
妊娠中、授乳中にカフェインをたくさん摂取すると低体重出生などを起こす可能性があるという報告があります。毎日1,2杯程度のコーヒーなら問題ありませんが、トータルで300mgを超えないようにすることが大切。紅茶や烏龍茶にもカフェインが含まれているので、ノンカフェインの飲み物を意識的に選ぶと良いでしょう。
まとめ
妊娠期は少し食事に気をつけなければいけない時期ですが、無理せずできるとこから始めてみましょう。