避妊方法って何があるの?誤った方法に要注意!

避妊方法はどんなものがある?

避妊には、次の一覧表のような方法があります。特に代表的なものをピックアップしてご紹介します。

・コンドーム
コンドームは日本で最も多く利用されている避妊具です。
挿入する前に薄いゴム製の避妊具を男性の性器に被せて使用します。
正しく利用すれば避妊の失敗率は2%程度。

メリットとしては、コンビニや薬局などで安価かつ気軽に手にいれることができることや性感染症の予防もできることが挙げられます。

デメリットとしては、男性主体の避妊方法なため女性だけの意思では避妊ができないこと、正しく使用しないと失敗する可能性があることです。

・ピル(経口避妊薬)
ピル(経口避妊薬)はOCとも呼ばれる女性ホルモン剤です。
卵胞ホルモンと黄体ホルモンが配合されている薬のことで、服用して排卵を制御します。正しく服用した場合の避妊の失敗率は0.02〜0.1%程度。

メリットとしては、女性主体で避妊できることや正しく服用すれば高い避妊成功率であることが挙げられます。一方、

デメリットとしては吐き気や頭痛などの一過性の副作用があることや血栓症のリスクがあることです。そのため、病院で定期的な検査を忘れずに行うことが肝心です。

避妊法普及率はどうなっているの?

日本ではコンドームが多く使われているけど、他の国では違うよ!

そうなんだ!他の国ではどんな方法が使われているのか教えて!

※「United Nations: Contraceptive Use by Method 2019」のデータをグラフ化

間違った4つの避妊方法

①安全日のセックス
安全日のセックスは避妊になるという考えは間違っています。
安全日とは排卵の可能性が最も少ない日のこと。
しかし、あくまで排卵の可能性が低いだけで絶対に妊娠しない日というのは存在しないと言われています。

②膣外射精
膣外に射精することは避妊になりません。
膣外射精とは射精前に男性の性器を抜き、膣の外に射精することを指します。射精前に出ているカウパー腺液の中にも精子は存在しており、無防備に男性器を膣に挿入した時点で妊娠する可能性があるためです。また、射精前に男性器を抜くことができずに膣内射精をしてしまうリスクもあるため、膣外射精は誤った避妊方法と言えます。

③セックス後のシャワーやビデによる洗浄
セックスの後にシャワーやビデで膣の中を洗う方法も避妊になりません。
そもそも射精した後、精子はすぐに膣内を泳いでいくため、セックスの後に洗い流しても意味がないのです。

④生理中のセックス
生理中のセックスは妊娠しないので、避妊になるという考えも誤りです。
精子の寿命や体調やホルモンバランスによっては生理直後に排卵が起こる場合もあるためです。
生理中は妊娠しないかもしれませんが、残った精子と生理直後の排卵が重なれば妊娠する可能性があります。

また、生理中のセックスは性感染症や子宮内膜症のリスクに繋がるため、避妊以外の理由でも推奨されていません。

まとめ

正しい避妊方法でパートナーとの愛を深めようね!