現代の性の多様性|セクシャルマイノリティを取り巻く課題

“性はグラデーション” 性のあり方を理解するための要素

最近LGBTQが…って職場でも言われるけど正直どんなタイプがあるのか理解しきれてないんだよね

性はグラデーションって言われるように、とても多様性のあるものだから、なかなか全部を理解するのは時間がかかるよね

性自認と性的指向はよく混同されてしまいますが、こちらの2つは全く別物です。

1.性自認
身体の性別に関わらず、自分の性をどう認識しているかということ

2.性的指向
どのような性を好きになるか

こちらの2つの要素に、生まれ持った身体的な性の要素と、社会的にどのように性別を表現するか振舞うかを表す性表現が組み合わさり、さまざまな性が存在します。

近年ではこの性的指向と性自認を表すSOGIというすべての人の属性を表す概念が広まっています。

性の多様性とは

性のあり方は、LGBTQ以外にもさまざまなタイプがあります。

多様な性のタイプを全て覚えることは難しいと思います。ただ、いろんな志向を持った人がいるということを理解していくことが大切です。

※一般的に「ホモ」「レズ」「オナベ」「オネエ」という言葉は差別用語とされるので使用は避けましょう。

セクシャルマイノリティを取り巻く課題

まだまだ学校や職場での、セクシャルマイノリティによる差別やいじめがあります。
また、日本では同性婚が認められていないために以下のような課題があります。

1.職場での福利厚生への影響
扶養手当・家族手当、育児休暇や看護休暇の対象にならないケースがあります。

2.医療現場
パートナーに何かあった場合に、親族として認められないケースが多くあります。

3.社会保障の格差
配偶者控除や遺族年金などの社会保障を受けることが難しいとされています。

上記は一例で、その他にも多くの課題があります。ただ、こういった課題に向き合い、性の多様性を理解し受け入れる取り組みや動きがあることも事実です。

まとめ

知らないうちに相手を傷つけていた、ということにならないためにも、性の多様性や課題を知っていくことが大切です。

全ての人が生きやすい世の中をつくるために、“知る”ことの大切さに気づいていけるといいよね。