従来の栄養失調と現代型栄養失調の違い
現代型栄養失調って何?
現代型栄養失調は、
今の便利な世の中だからこそ起こりがちな新型の栄養失調だよ!
従来の栄養失調と現代型栄養失調の大きな違いは、不足しているものです。まず、従来の栄養失調は、満足な食事ができず必要なエネルギー量を摂取できていないことを指しています。
一方で現代型栄養失調は、十分なエネルギー量は摂取できているものの、特定の栄養素が不足している状態のことを指しているのです。この特定の栄養素とは、タンパク質やミネラル、ビタミンなど人によって不足しているものは異なります。
現代型栄養失調になりやすい食生活チェックリスト
現代型栄養失調は人によって原因が異なります。次のような行動をしていると現代型栄養失調になりやすい傾向があります。自分はいくつ当てはまるかチェックしてみましょう。当てはまるものが多いほど、現代型栄養失調に陥っている可能性が高くなります。
- 食事をおにぎりやパスタ、ラーメンなど単品で済ませることがよくある
- スナック菓子や菓子パンを食事がわりにすることがある
- ストレスや疲れがたまると甘いものを暴食してしまう
- 喉がかわいたら水やお茶ではなく、ジュースで水分補給をする
- 揚げ物を食べることが多い
- ダイエットのために野菜のみの食生活を続けている
- レトルト食品や出来合いのお惣菜をよく食べる
現代型栄養失調により起こるトラブル
現代型栄養失調に陥ると、次のようなトラブルが体に起こりやすくなります。
筋力の低下
現代型栄養失調によるトラブル、1つ目は筋力の低下です。これは主にタンパク質の不足によって引き起こされます。タンパク質は筋肉を作るために必要不可欠な栄養素で、十分に摂れていないと筋肉の量が減り、筋力が低下してしまうのです。
疲れを感じやすくなる
2つ目は疲れを感じやすくなることです。これは主に鉄分、ビタミンB群などの栄養素が不足することで起こります。ビタミンやミネラルが不足することによって、摂取した栄養素をエネルギーに変えることができず疲労が回復しにくくなってしまうのです。
体が冷えやすくなる
3つ目は体が冷えやすくなることです。例えばカボチャや玄米、かぶ、しょうがなどの食べ物には、体を温める効果があります。逆にトマトやきゅうりなどの水分を多く含む食べ物は、体を冷やす効果があると言われているのです。
体を冷やす効果がある食べ物だけを食べていたり、体を温める効果がある食べ物を食べていなかったりすると、体が冷えやすくなってしまいます。
現代型栄養失調の対策
現代型栄養失調に陥らないために、まずは食生活の見直しが大切です。具体的には、次のようなことを意識してみましょう。
- 主食、主菜、副菜を意識して献立を組む
- 主食は握りこぶし1個分を目安にする
- 主菜は手のひらに乗る大きさにする
- 乳製品は牛乳1杯または個包装のプロセスチーズ1つを目安に1日1回摂取する
- できるだけ1日3食食べる
- 糖質をしっかりとる
- 脂質は、動物性・植物性をバランスよく摂取する
- 塩分や糖分の摂りすぎに注意する など
まとめ
疲れや肌トラブルにもつながる現代型栄養失調症。バランスの良い食生活を日頃から少しずつ気にかけ、疲れにくい身体づくりをしていきましょう。