
摩擦黒皮症とは?
最近体臭が気になって、体を洗う時に強く擦るのがやめられないんだよね!
ちょっと待って!それ、摩擦黒皮症の原因になっちゃうよ!
摩擦黒皮症(まさつこくひしょう)とは、皮膚をゴシゴシ擦ることで起こる肌の黒ずみや茶色いシミのことです。外的な刺激が原因で起こるため、自然になるものではありません。
摩擦黒皮症の症状
摩擦黒皮症の初期症状は、皮膚がうっすらと茶色になります。その後、その箇所に定期的に摩擦を与えてしまったり、刺激が続いたりするとだんだんと色が濃くなり、消えづらい黒ずみとなってしまうのです。
ちなみに、普通のシミと違い、形や背中、お尻など広い範囲で色素沈着が起こるのが特徴の1つになります。

摩擦による刺激が起こった部位は、それ以外の部位と比べると皮膚を黒くするメラニンを作るメラノサイトという細胞が活発になります。そのため、刺激が長期間続くとメラノサイトがよく働いてしまうので、黒ずみや茶色いシミの原因となるのです。
摩擦黒皮症にならないための部位別対策法
摩擦黒皮症は、日頃から注意することで予防することができます。今回は部位別に対策方法をご紹介!
ヒジ
ヒジ ひじで摩擦黒皮症を引き起こさないためには、机の上にヒジをつかないことが大切です。また、着る洋服も綿などのできるだけ優しい素材のものを選ぶと良いでしょう。
ワキ
ワキで摩擦黒皮症を引き起こさないためには、カミソリや毛抜きなどを使わず、優しい電気シェーバーでムダ毛処理をすると良いです。
ムダ毛処理をする時は、乾燥した肌で行うのではなく、乳液を塗った肌や体を洗う時に石鹸を泡立てた肌で行いましょう。
また、処理をしたあとは必ず保湿ケアをすることでより効果的です。
デリケートゾーン
デリケートゾーンで摩擦黒皮症を引き起こさないためには、締め付けの強い下着や水着の着用を控えましょう。通気性の良いものを選ぶことが大切です。
また、トイレットペーパーも摩擦黒皮症の原因になることがあります。そのため、硬い肌触りの物ではなく、柔らかいものを使うようにしましょう。
まとめ
普段の何気ない生活で起こってしまう摩擦黒皮症。
美容医療も選択肢の1つですが、まずは日々の習慣に注意し、スキンケアやボディケアできれいな肌を保ちましょう!