不妊治療という言葉は聞いたことがあるけど、
実際どのようなものなの?
今回は不妊治療の大まかな段階、
流れについて紹介していくわね!
不妊検査
まずは、不妊検査を受診しましょう。不妊検査とは、妊活の第一歩とされていて、妊娠しにくい原因があるのかどうかを調べるものです。女性だけではなく、男性も一緒に受ける必要があり、それぞれ別の検査を受けます。
女性の検査は月経の周期に合わせて実施され、一通りの検査が完了するまでに1〜3ヶ月程度必要です。問診や経膣超音波、血液、子宮卵管造影などの検査が実施されます。
男性の検査は専用の容器に精子を採取し、精子の量や運動率、濃度などを検査するものです。
一般不妊治療
不妊治療は原因に応じて、体に負担の少ない方法から始めます。段階ごとに一定期間実施し、妊娠しない場合は次の段階に移行する流れが一般的です。それぞれの段階ごとに設定される期間は、夫婦の年齢や体の状況などの色々な条件によって異なります。
まず、第一段階として行われるのが、一般不妊治療と言われるものです。一般不妊治療には、次のようなものがあります。
タイミング法
一般不妊治療の1つ目は、タイミング法です。タイミング法とは、妊娠しやすいとされる排卵日の2日前から排卵日にかけて性交のタイミングを合わせるものになります。基本的に6回が目安とされています。
人工授精(AIH)
2つ目は、人工授精と言われるものです。1回あたりの費用は大体2〜3万円程度で、精液を採取し、動きが良い精子を取り出しておきます。その後、妊娠しやすいとされるタイミングで子宮の中に直接する方法です。この方法で妊娠する確率は1回あたり10%程度と言われています。
高度生殖補助医療(ART)
高度生殖補助医療とは、卵子を取り出して、体外で精子と受精させ受精卵を子宮に戻す方法で、この受精させるやり方は次の2つです。
体外受精(IVF)
高度生殖補助医療の1つは、体外受精と言われるものです。体外受精は、卵子と精子を同じ培養液の中に入れて受精させて作られた受精卵を子宮に戻します。
顕微授精(ICSI)
もう1つは顕微授精です。顕微授精とは、よく動き、形が正常な精子を細い針を使って卵子の中に注入する方法になります。受精障害など体外受精では受精しない場合に実施されるやり方です。
不妊治療の一般的な費用は?
不妊治療の一般的な費用は、期間や治療の内容によって大きく異なりますが、数千〜数百万円となっています。それぞれの段階での平均費用は次のとおりです。(※あくまで目安なので参考までにご確認ください)
- タイミング法:〜2万円
- 人工授精:〜3万円
- 体外受精:20〜60万円
- 顕微授精:30〜70万円
2022年4月から上記4つの方法は保険適用の対象となっています。保険適用の対象となる条件はいくつかありますが、妻の年齢が治療開始の段階で43歳未満で事実婚の夫婦も対象です。保険などの制度を活用し、少しでも負担を軽く治療できる方法を模索していきましょ
まとめ
不妊治療は時間がかかる場合や年齢なども関わってきます。不妊かも?と思ったらまずはパートナーと話し合い、できるだけ早く受診することをおすすめします。