女性特有のがんは20代から注意!乳がん・子宮がんの原因や定期検診についてご紹介

女性特有のがん

女性の体の構造から、乳がんや子宮がんといった女性特有のがんが存在します。がんは高齢になるほど、発症のリスクが高まるとされていますが、若いからといって発症しないとは限りません。そのため、早期発見に努めることが大切です。

女性だからこそ気になる話だよね!

そうなの!
今回は女性特有のがんの代表的な2つを紹介していくよ。

乳がん

日本対がん協会によると、乳がんは、女性のがん罹患者数のうち約22%を占めて、最も多い割合となっています。次いで多いのは大腸がんで、乳がんは大腸がんの約1.5倍の発症数です。

ちなみに、乳がんは女性特有のがんと言われていますが、男性も稀に乳がんにかかることがあります。がん罹患者の1%程度と言われています。

子宮がん

子宮がんには2つの種類があります。1つは子宮の奥にある子宮体部にできる子宮体がんで、もう1つは子宮の入口にある頸部にできる子宮頸がんです。

子宮体がんは30〜40代に多くみられるのに対して、子宮頸がんは20代の発症も増えています。

女性特有のがんの原因

乳がん、子宮がんになりうる原因には以下のようなものが考えられます。

乳がん

乳がんの原因は、明確に特定されているわけではありません。しかし、摂取する栄養な内分泌ホルモンが深く関係しているとされています。

乳がんのリスクを高めていると考えられる代表的な要因は次の通りです。

  • 肉親に乳がんにかかったことがある人がいる
  • 高タンパク、高脂質の食事が中心になっている
  • 初産が遅い、出産歴がない
  • 初経年齢が早い、閉経年齢が遅い
  • 太っている など

子宮がん

子宮がん、その中でも子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウイルスによる感染であるとされています。ヒトパピローマウイルスは性交渉によって感染し、たくさんの女性が人生で1度は感染すると言われるほど、一般的なウイルスです。普通は、体の免疫機能で排除されるのですが、排除されず、長い間感染している状態が続くと稀にがんになることがあると言われています。

女性特有のがん発生リスクを減らす生活習慣

女性特有のがんになるリスクを高める要因は、生活習慣に関係するものも多くあります。次のようなことを意識して行うことで、少しでも発生リスクを抑えていきましょう。

  • タバコを吸わない
  • アルコールをできるだけ控える
  • 動物性の脂肪を避け、魚や野菜、果物を中心とした食生活を心がける
  • 適度な運動を日常に取り入れ、肥満になることを防ぐ など

女性特有のがんを早期発見するためには定期検診が大切

女性特有のがんに限らず、他のがんもそうですが、早期発見することが何よりも大切です。

そのためには定期的に検診にいくようにしましょう。

乳がんは40歳以上で2年に1回以上、子宮頸がんは20歳以上で2年に1回の頻度が推奨されています。

乳がんの検診は、マンモグラフィーとエコー検診があり、それぞれ見つけやすいものが異なるので、2つ同時に受けることが大切です。

また、子宮頸がんの検診にも2種類あり、細胞診と経膣エコーがあり、こちらも2つ同時に受けることがおすすめされています。

まとめ

がんの早期発見には定期健診が大切です。

少しでもいつもと違うなと感じることがあったり不安に感じる出来事があればすぐに受診をしましょう。