頻尿の原因
最近トイレに行く回数が増えた気がするんだけど、
これって頻尿なの?
1日に何回行くか数えてみて!
一般的に1日に8回以上トイレで排尿することを頻尿というよ!
頻尿の原因は1つではありません。代表的な原因には次のようなものがあります。
- 膀胱の容量が小さくなっていること
- 尿の量が増加したこと
- 精神的なストレスに起因すること など
膀胱の容量が小さくなっている
膀胱に尿をためられる量が少なくなると頻尿になります。単純に膀胱の容量が小さくなる場合もありますが、膀胱の容量自体は変わっていないにも関わらず、尿をためられる量が少なくなることもあるのです。
膀胱の容量が小さくなる場合の原因としては、膀胱炎などの炎症が起こっていることなどがあります。
一方で、尿をためられる量が少なくなるというのは、神経に異常をきたし、膀胱をコントロールすることができないことが原因の1つです。尿が満量たまっていないにも関わらず、トイレにいきたくなるような現象が起こります。
尿の量の増加
単純に水分をたくさん摂取していたり、コーヒーやお茶などの利尿作用のある飲み物を飲んでいたりすると尿の量が増え、頻尿になります。
また、糖尿病や腎機能が低下することも尿の量が増加する原因です。
頻尿につながる生活習慣3つ
ここまで、頻尿の代表的な原因をご紹介してきました。さらに、頻尿を引き起こしうる日頃の生活習慣をご紹介します。
辛いものを好んで食べる
辛いものを好んで食べることは頻尿を引き起こす可能性があります。唐辛子に含まれているカプサイシンは膀胱の粘膜を刺激するとされており、結果的に頻尿となるのです。
目安としては、週に5回以上辛いものを食べていると頻尿になりやすいと言われています。
利尿作用のあるものを摂取している
利尿作用の代表的なものは、コーヒーなどに含まれているカフェインやアルコールです。利尿作用のあるものは尿をたくさん作ってしまうため頻尿になります。
また、カフェインはカプサイシンと同様に膀胱の粘膜を刺激する作用があるとされているので、よりトイレが近くなってしまうのです。
普段コーヒーをたくさん飲む人は1日1〜2杯程度にとどめると良いでしょう。
水分を過剰にとっている
水分をたくさん摂取すると不要な水分は尿として体の外に出てしまいます。健康のために水分を積極的に摂取することは良いとされていますが、過剰に摂取しても意味がありません。
適正な水分量は、体重1kgにつき35mlとされています。つまり、体重が50kgの場合は、約1.7lぐらいとなるので、この数字を意識して水分を摂取するようにしましょう。
頻尿対策の注意点
頻尿になる生活習慣を避けようとして、極端に行動することは危険です。やりすぎには注意しましょう。
例えば、水分を過剰にとることをやめようとして、水分補給の量や回数を減らしすぎると熱中症などの他の不調を引き起こす可能性があります。
トイレにいけるタイミングは水分をとり、移動中や会議中などトイレにいけないタイミングは水分を控えるといったように自分の状況を把握し、バランスよく頻尿対策をしていくことがおすすめです。
カフェインを避けるドリンク2選
ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス/ネスレ日本株式会社
お茶やコーヒーの味は楽しみたいけど頻尿対策がしたい!という方にカフェインレス飲料がおすすめ。
栄養ドリンクにもカフェインが含まれることが多いので、気合を入れたいけど尿意が気になるタイミングではノンカフェインを探すのがおすすめ。
まとめ
最近トイレに行く回数が増えたなと思ったら、まず1日でどのぐらいの量の尿をしているか、何回トイレに行っているかを意識してください。
その上で、生活習慣の見直しや医療機関の受診を検討すると良いでしょう。