生理痛がひどくても我慢してない？鎮痛薬との上手な付き合い方

鎮痛薬は生理痛の強い味方！

生理痛でつらい時、頼りになる存在といえば「鎮痛薬」です。2022年に株式会社明治が行った調査（※）では生理痛の対策として「鎮痛薬の服用」が最も多く、6割以上の方が利用しています。

実は痛みを我慢し過ぎると体の中で痛みの原因物質が増え過ぎてしまい、そうなってから鎮痛薬を服用しても、効果が出るまでに時間がかかることがあります。「痛みを感じたら早めに」鎮痛薬を服用することが大切です。

※参照：【20代〜40代男女１万人に聞く、生理の悩み実態調査】 女性の85％が生理の悩みを抱え、働く女性の78％が職場の理解を求めている（株式会社明治）

自分に合った鎮痛成分を見つけよう

痛みを鎮める働きをする成分には「イブプロフェン」「エテンザミド」「アセトアミノフェン」などいくつか種類があり、鎮痛や解熱の効果があります。

下腹部の痛みがとにかくつらい方には、子宮への移行性が高いイブプロフェンがおすすめです。生理時に頭痛もつらい方にはエテンザミド、副作用が心配な方にはアセトアミノフェンがおすすめです。

さらに、胃を守る成分配合や眠くなる成分を含まないなど、商品ごとに特徴が異なるので、薬剤師・登録販売者に相談しながら、自分に合った鎮痛薬を見つけましょう。

生理痛をやわらげる栄養素をうまく取り入れよう！

マグネシウムやビタミンB6、EPA、DHAにはそれぞれ生理時の諸症状をやわらげてくれる作用があると言われています。日ごろからバランスの良い食事を心がけ、これらの栄養素を摂ることが大切ですが、毎日続けるのはなかなか難しいですよね。

そんなときはサプリメントをうまく取り入れ栄養素を補いましょう。また、アルコールやカフェイン飲料は、ミネラルやビタミンの吸収を阻害するので控えめにしましょう。

おすすめの鎮痛薬

①エスエス製薬／イブクイック頭痛薬DX(第2類医薬品)
イブプロフェン1回量200ｍｇに加え、胃粘膜を保護するとともにイブプロフェンの吸収を速める酸化マグネシウムを同時配合。つらい頭痛や生理痛に速くすぐれた効果を発揮し、胃にもやさしい鎮痛薬です。

②コーワ／エルペインコーワ(第2類医薬品)
1回1錠で速くよく効く生理痛専用薬です。イブプロフェンが「痛みのもと」となるプロスタグランジンの過剰な産生を抑制し、ブチルスコポラミン臭化物が子宮・腸管の過度な収縮を抑えます。

まとめ

つらい時には無理をせず休息をとることが一番です。ただし鎮痛薬を飲んでも痛みが引かない場合は、婦人科を受診しましょう。