さまざまな「依存症」|アルコール依存症やギャンブル依存症と向き合う

アル中やヤク中とも呼ばれる依存症とは

昨日アル中のドキュメンタリー番組を見たんだけど、依存症って自分の意思だけで治すのは難しいんだね

ただ好きという気持ちから度が増して、無いと生きていけない、という依存状態になってしまうと自分だけでは抜け出せなくなるよね

特定のものに心が奪われ四六時中考えてしまう、やめたいのにやめられないことを「依存症」といいます。依存には2タイプあり、「物質への依存」と「プロセスへの依存」があります。

「物質への依存」とは前述した“アル中=アルコール中毒”のように、お酒などの物質を原因とする依存症状のことを指します。「プロセスへの依存」とは特定の行為や過程にのめりこんでしまうことで、ギャンブル依存症などがあります。

また、依存症は“孤独の病気”ともいわれており、意志の弱さや性格に問題があるなど特定の人だけがなる病気ではなく、条件さえ揃えば誰でもなる可能性がある病気です。


なぜ依存症は問題なのか

依存症に共通することは健康だけでなく、たとえ家族との関係やお金など何かしらの問題が起きていても、ほどほどにできず、やめられない状態に陥ってしまうことです。自分や家族の生活に不都合が生じてしまうほど、のめりこんでしまうのが問題なのです。

問題が起きてもやめられないのは、コントロール障害になってしまっているからです。


依存症の治し方、向き合い方

依存症になってしまったら、治す方法はないのかな?

自分の力だけでは難しいけど、周りの助けや力を借りながら向き合って治していくことは可能だよ。

依存症になったとしても、周りの助けを借りながら止め続けることで、飲酒や薬物使用、ギャンブルなどに頼らない生き方をしていくことが可能です。

そしてより回復していくため、専門家による適切な診断・治療と周りの方の支援を受けましょう。

まとめ

もし、あなたの周りに「依存症かも?」と思う人がいたら、本人や家族だけで抱え込まずに、最寄りの「保健所」や「精神保健福祉センター」に相談してください。

・厚生労働省「全国の精神保健福祉センター一覧」

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html

・全国保健所長会「保健所一覧」

http://www.phcd.jp/03/HClist/

心身の健康のために、ものや行為に頼りすぎず、周りの人も頼りながらうまくストレスと向き合って依存症にならないようにしていこう