不感症とは
不感症とは、性欲があるのにも関わらず、性行為をしても気持ちいいという快感をえられないことで、性障害の一つです。また、女性性機能障害の一種で、他には挿入障害や興奮障害などの症状があります。
不感症の女性が抱えている問題
【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2020の調査結果によると、女性の約66%は性行時に痛みを感じているということがわかりました。さらにそのうち40%の人は満足できていないと回答しています。
実は、この結果からもわかる通り、不感症引いては、性機能障害を抱えている人は多く存在しています。しかし、性的な悩みを話すのは恥ずかしいという考えを持つ人も多く、表面化しづらい悩みでもあります。
不感症かも?自分でできるセルフチェックリスト
では、自分は不感症なのかも?と思った時、どのように判断すればよいでしょうか?先ほどもお伝えした通り、性的な悩みや具体的な話はなかなかしづらいものです。
セルフチェックリストを確認して、自分は不感症なのかどうかを判断してみてくださいね。
当てはまるものが多いほど、不感症の可能性が高いよ!
気持ち的な問題だと思っていたことも実は不感症だったってこともありそうね…
不感症の原因とそれぞれの解消法
そもそも不感症の原因は次のようなものが考えられます。
- 性行為に対して恐怖心、緊張を感じる
- デリケートゾーンの悩みを抱えている
- 膣が緩んでいる
- 女性ホルモンの分泌量が減少した
解消法と一緒に詳しくご説明します。
性行為に対して恐怖心、緊張を感じる
不感症の原因の1つ目は心理的な要因です。例えば性行為を通じて自分のありのままの姿を見せることや自制心をなくすことなどに対して恐怖を感じることは不感症の原因になることがあります。また、性経験が少なく緊張してしまうことも心理的要因の1つです。
このような恐怖心や緊張感によって性的な興奮が起こりにくくなってしまうのです。
心理的要因が原因の場合の解消法
心理的要因が原因の場合、解消法は無理に性行為をしないことです。パートナーとのコミュニケーションを積極的にとり、徐々にスキンシップを増やしていくことによって、緊張がほぐれやすくなるでしょう。
また、相手が自分の姿に対してどう思うかわからないことが恐怖心に繋がることがあります。そのような場合も、素直に気持ちを伝え、お互いのことを理解していきましょう。
デリケートゾーンの悩みを抱えている
2つ目は身体的な要因です。例えば、陰核が皮膚で覆われていて、性的な刺激を受けにくくなっていると不感症の原因になることがあります。また、恥垢が溜まってニオイが出て自信を無くしてしまうことも身体的かつ心理的な原因の可能性があるのです。
身体的要因が原因の場合の解消法
身体的要因が原因の場合、治療を受けることで解決することがあります。陰核包茎手術を受けたり、専用の石鹸でデリケートゾーンを洗ったりすることで悩みをなくせる可能性があるのです。デリケートゾーンの悩みをなくすことで不感症も改善されるでしょう。
膣が緩んでいる
3つ目は膣が緩んでいることです。膣は出産や加齢によって緩むことがあり、粘膜のコラーゲンが減ったり、膣圧が低下した状態を指します。膣が緩むことで性的な刺激を受けにくくなってしまうことが不感症の症状を引き起こしているのです。
膣が緩んでいる場合の解消法
膣が緩んでいることが原因の場合、膣圧を鍛えることが解決策になります。膣圧を鍛える方法は次の通りです。
- 膣トレグッズを使う
- 姿勢をよくする
- 膣縮小手術をする
など
女性ホルモンの分泌量が減少した
4つ目は女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少することです。エストロゲンの分泌が減少すると膣の粘膜が薄くなったり、濡れにくくなったりするため不感症になると言われています。エストロゲンは更年期や閉経、産後などに減少する傾向があるようです。
女性ホルモンの分泌量が低下する場合の解消法
女性ホルモンの分泌量が低下することが原因の場合、ローションなどの潤滑剤を使ってみるとよいでしょう。濡れにくいことをカバーしてくれるので、挿入時の不快感や痛みがなくなることがあります。
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まとめ
不感症、女性の性機能障害についてご紹介しました。
性的な悩みを周りに相談するのは少し恥ずかしいと思う人は、セルフチェックなどを参考にしてみてください。
また、1人で悩まず、パートナーに相談することも大切です。一緒に解決できる関係性を築いていきましょう。