片頭痛の原因とは?メカニズムと辛い時の5つの対処法

片頭痛の原因、メカニズムとは?

片頭痛の原因はまだ完全に解明されていません。

もっとも有力な説は三叉神経(さんさしんけい)*が刺激されて痛みが起こるというものです。
三叉神経とは顔の感覚を脳に伝える末梢神経のひとつ。

この刺激を起こす要因は人それぞれといわれており、例えば次のようなものが挙げられます。

ストレス、ストレスからの解放
・寝不足または過睡眠などの睡眠に関する要因
・天候の変化、気温差、光、音、においなどの外的要因
・空腹、脱水、飲酒、特定の食品の摂取などの身体的負荷
・月経周期との連動

自分は何が原因で片頭痛が起こることが多いのかを
しっかり把握しておくことが症状の緩和に繋がります。

それって本当に片頭痛?頭痛の2つの分類と3つの種類

頭痛は大きく一次性頭痛と二次性頭痛に分けられます。
一次性は原因が特定できない頭痛のことで二次性は原因が特定できる頭痛のことです。

一次性頭痛はさらに3つの種類があります。

片頭痛
偏頭痛は頭の片側に「ズキズキ」「ドクンドクン」と
脈を打つような痛みが繰り返し起こる頭痛です。
吐き気を伴うことも多く、日常生活に支障をきたすこともあります。

・緊張型頭痛

緊張型頭痛は頭の両側を締め付けられるような痛みがある頭痛です。
一次性頭痛の中でもっとも多い種類で、起こる頻度によって頻発型と慢性型に分類。
頻発型はひと月に1日以上、慢性型は15日以上の頻度で起こることを指します。

・三叉神経・自律神経性頭痛

三叉神経・自律神経性頭痛は目の奥や目の周りが激しく痛む顔面痛と、
涙や鼻水などの自律神経症状が一緒に起こる頭痛です。
自律神経症状は他にも目が充血する、まぶたが腫れる、顔から汗がでるといった症状も起こります。

一次性の頭痛はわかったけど二次性の頭痛にはどんなものがあるの?

二次性には脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍などが原因していることが多いよ!

片頭痛の予防と辛い時の4つの対処法

片頭痛の症状改善には生活習慣の改善が大切です。

薬に頼るだけでなく、日頃から規則正しい生活を送ったり、
ストレス発散を適度にすることを心がけましょう。

痛みがないときは適度な運動や入浴も効果的です。
予防していても症状が起こってしまう時は、次のような対処法を試してみてください。

・入浴を控え、光や音など原因になる刺激を避ける
光や音、温度などの外的な刺激の変化に脳が過剰反応し、頭痛が起こるきっかけになることも。刺激をなるべく遮断することを心がけましょう。

カフェインを含んだ飲み物を少量摂取する
カフェインには血管を収縮させる働きがあります。
軽い片頭痛であれば、コーヒーなどを飲むことで症状が落ち着くことも多いんだとか。

ラムネなどの甘いものを食べる
低血糖が原因で片頭痛を引き起こす場合があります。
その場合、ラムネなどの甘いものを摂取すると症状が緩和することも。

手の親指と人差し指の間のつぼを押す
頭全体が痛い場合、手の親指と人差し指の間にあるつぼを押すと
症状が緩和することがあります。
このつぼは「合谷(ごうこく)」と言われるものです。

まとめ

片頭痛は人によって原因が違うため、正しい原因を特定して、うまく付き合っていきましょう。

ひどい場合は我慢せず病院を受診しようね!