PMDD(月経前不快気分障害)とは?放置すると取り返しのつかないことに?!

PMDD(月経前不快気分障害)とは?

PMDDとPMSってどう違うんだろう?

2つの違いについても、みていこう!

PMDD(月経前不快気分障害)とは、PMS(月経前症候群)の中でも心の不安定さを特に強く感じ、日常生活や社会生活に支障をきたしている状態のことを指します。

月経のある女性のうち、1.8〜5.8%がPMDDと言われており、生理をむかえていればいつでも発症する可能性があるとされています。

PMSは月経のある女性の7割以上に症状が現れていることと比べると、PMDDは少数の人に発症していることがわかります。PMDDの具体的な症状としては、次のようなことがあります。

・感情のコントロールが困難

・衝動的な言動が止められなくなる

・集中しづらいと感じる

・不眠、または過眠の睡眠障害がでる

・拒食、または過食の症状が現れる   他

このような症状が生理1〜2週間前から現れます。
治療では、抗うつ薬や精神安定剤を使うこともあるようです。

PMDD(月経前不快気分障害)のセルフチェック

 「PMDDかも?」と思ったら、下記URLよりセルフチェックを行うことができます。
https://www.otsuka.co.jp/pms-lab/about/pms_pmdd.htmlhttps://www.otsuka.co.jp/pms-lab/about/pms_pmdd.html

チェックリストの中では、以下のような項目を確認します。

・突然悲しくなる、涙もろくなる

・うつ気分や落ち込みが強い

・過食や、ある特定のものを食べ続けたりする

・物事に対する集中力が薄れている 他

診断の中で5つ以上の質問に当てはまった場合は、PMDDの可能性があるため、早めに病院を受診するようにしましょう。

PMDDの症状が悪化するとうつ病やパニック障害といった深刻な事態になってしまう可能性もあります。5つ以上当てはまらなかった場合でも1つの症状が重くでたりする場合などは、無理をせず、受診することをおすすめします。

PMDD(月経前不快気分障害)とうまく向き合うには?

PMDDと診断された場合、病院では薬などの治療がメイン。
合わせてセルフケアが症状緩和のためにも欠かせないと言われています。
ストレスや生活習慣の乱れがPMDDの悪化に大きな影響を与えるため、以下のことを意識してみましょう。

・睡眠と食事のタイミングをできる限り一定になるようにする

・カフェインを控える

・バランスのよい食事を摂る

・適度な運動をする

・イライラを抑える方法を身につけておく

PMDD(月経前不快気分障害)と向き合うためのアイテム2選

・生理前あるある:PMDDってなに?/(株)星和書店1,870円(星和書店HP)
PMDDを抱える著者自身のあるあるを紹介し、対処法など当事者目線でまとめた本。
悩みのある人や、そのご家族・パートナーなど、誰にでも読んでいただきたい本です。

・マインドフルネスアプリ「poi」/監修:(株)マインドフルヘルス
そのきもち、ポイっと”生理予測と瞑想ガイドで、月1回を身軽にするマインドフルアプリです。

まとめ

症状を我慢していても、よくなることはないから辛いと感じたら無理せず病院に行くことが大切だね。