反り腰とは?どんな状態のことを指す?
反り腰とは、腰が反りすぎている状態のことを指します。元々人の正しい姿勢は、S字で骨盤がまっすぐ立ち、背骨が緩やかなカーブになっている状態です。反り腰はこの骨盤が開き、前に傾くことで背骨付近がそり返ることでS字の姿勢が崩れた状態になります。
反り腰が悪化すると慢性的に腰が痛んだり、お腹がぽっこり出てしまったりするなど体に不調が出るため、放っておくのは危険です。
反り腰と生理痛の関係
反り腰が悪化すると生理痛が酷くなることも。反り腰になると仙骨という腰の真ん中にある逆三角形の形をした骨が傾きます。そのため、子宮と仙骨の距離が開いてしまい、子宮と仙骨を繋いでいる仙骨子宮靭帯が伸びるのです。この状態のまま、生理の時に子宮が収縮すると靭帯がより引っ張られるため、生理痛がひどくなると言われています。
仙骨子宮靭帯って初めて聞く言葉ね…。
仙骨子宮靭帯は仙骨の下の部分と子宮を繋いでいる丈夫な靭帯のことよ!
反り腰セルフチェック
反り腰になっているか心配な人はセルフチェックをしてみましょう。自宅でできる簡単な方法は次の通りです。
- 壁に頭、両肩、お尻をピッタリつけます
- 踵は壁から3〜5cm離します
- この状態で手のひらが1枚分入る場合は、正常な姿勢です
- 1枚以上の隙間が空いている場合は、反り腰です
反り腰対策ストレッチ
反り腰を緩和するためにはストレッチが効果的です。お風呂から上がった時に取り入れるなど習慣化することで、背骨や骨盤を正しい位置に戻していきましょう。
お尻の筋肉と姿勢を正すストレッチ
お尻の筋肉と姿勢を正すためのストレッチの手順は次の通りです。
- 仰向けになります
- 両膝を抱えて腰を丸めます
- その状態で30秒キープしてください
- この時しっかり呼吸をしましょう
背骨を正すストレッチ
背骨を正しい位置に戻すためのストレッチの手順は次の通りです。
- 仰向けになります
- 片手でこぶしを作り、頭蓋骨の下に入れます
- こぶしで首の根元をグリグリ押します
- 押しながら顎を上下に20往復動かします
- 両手でこぶしを作り、頭蓋骨の下に入れます
- 両手のこぶしで首の根元を押します
- 押しながら顎を左右に20往復動かします
まとめ
放っておくと危険な反り腰。生理痛をひどくさせる原因にもなります。少しでも腰に不調を感じているなら、早めの対策が肝心です。
慢性的な痛みにつながる前に、日頃からストレッチなどを取り入れてみよう!