低血圧の症状と原因
低血圧って言葉をよく聞くけど、血圧が低いと何がいけないの?
血圧が低すぎると失神したり、気持ち悪くなったりするんだよ!
日本において厳密な基準はありませんが、一般的に収縮期の血圧が100mmHg以下になると低血圧と言われています。この低血圧は、頭痛やめまい、食欲不振の原因となり、ひどい時は日常生活に支障をきたすことがあるのです。
大きく分けて2種類あり、1つは一次性低血圧(本態性低血圧)、もう1つは二次性低血圧(症候性低血圧)と言われるものです。
一次性低血圧は、体質によって起こる低血圧で自覚症状もそこまでないため、特別な治療は必要ありません。
一方で二次性低血圧は、何らかの病気や薬の副作用によって起こる低血圧で原因となっている病気を治す必要があります。
低血圧の状態を放置すると、思わぬ不調の原因となることもあるため、「いつか治る」「いつものことだ」と思って何も対策しないことは危険です危険!例えば、低血圧の状態を放置した場合、次のようなリスクがあります。
心臓や腎臓の負担となることがある など
体全体に十分な量の血液が行き渡らなくなり、失神や意識障害を引き起こすことがある など
低血圧が女性に多い理由
低血圧は、男性よりも女性に多いとされており、これは次のような理由が考えられています。
- 月経などの理由で一時的に体内の血液量が少なくなり、低血圧の症状が起こるため
- 妊娠によって子宮が大きくなり、血管に圧力がかかることで低血圧が起こるため
- 過度なダイエットをしたり、ホルモンバランスが変化したりすることで自律神経が乱れ、低血圧が起こるため など
低血圧になりやすい人におすすめの対策
血圧が低いと感じる人、低血圧による不調を頻繁に感じるなと思う人は、次のような対策をして、改善していきましょう。
早寝早起きを心がける
低血圧になりやすい人におすすめの対策、1つ目は早寝早起きを心がけることです。夜更かしは低血圧になる原因の1つと言われています。また、睡眠不足も良くないとされているため、どんなに忙しくても最低6時間は睡眠時間を確保できると良いでしょう。
適度な運動習慣を身につける
2つ目は適度な運動習慣を身につけることです。運動をすることは、血液の循環を促してくれるので、体内の血の巡りを良くしてくれます。毎日15分だけでもウォーキングやストレッチ、筋トレをするようにしましょう。時間を取ることがどうしても難しい場合は、最寄駅の1駅手前で降りて、歩く距離を確保するなど工夫してみると良いですよ。
1日3食意識する
3つ目は3食食べることです。低血圧の状態になると、食欲がわかないこともあるため、どうしても食事をスキップしてしまいがち。しかし、低血圧の人は比較的疲れやすいため、食事を抜くことで栄養が体に足りなくなり、症状が悪化してしまうこともあります。1回あたりの量は多くなくて良いので、3食食べることを意識しましょう。その際、タンパク質や塩分、クエン酸などの栄養素を積極的に摂取することがおすすめです。
まとめ
低血圧による不調は一時的なものだから…我慢できる症状だから…と放置せず原因と対策を知り、より快適な生活を送りましょう。