えっ、便って全部茶色じゃないのー?!
実は、健康状態によって変化しているよ!今回は色と形状に分けて教えてあげる!
便の色診断!自分の健康状態はどれ?
便は健康状態が良好な場合は、黄褐色をしていることが多いと言われています。しかし、食事や飲酒、病気などさまざまな要因で黄褐色ではない便がでるのです。まずは便の色別に分けてそれぞれの健康状態をご説明します。
黄色
黄色の便は、下痢をした時に見られることが多い色です。牛乳などの乳製品を摂取しすぎた時や下剤を飲んだ時に現れやすい色と言われています。便を出すことによって、体内の乳製品、下剤の成分が排出されるので次第に色は正常に戻るでしょう。
濃褐色
濃褐色の便は、肉類を摂取しすぎた時や便の水分が不足している時に見られることが多い色です。食生活が乱れていたり、栄養が偏った食事をしていると便の水分が不足してしまいます。
茶色
茶色の便は、食べ過ぎたり、アルコールの過剰摂取をしたりすると見られる色です。この色の場合は、原因になっている食事の量を減らしたり、お酒を控えると正常の色に戻ります。
緑色
緑色の便は、ほうれん草、小松菜、ケールなどの緑黄色野菜を摂取しすぎた時に見られる色です。また、細菌性腸炎などの可能性もあるため注意が必要です。
黒色
黒色の便は、胃や十二指腸といった上部消化管から出血している可能性がある時に見られる色です。黒色の便は別名タール便ともいいます。タール便は鉄剤を摂取した時にも見られる色ですが、そのような心当たりがない人はできるだけ早めに病院に行きましょう。
赤色
赤色の便は、大腸がんや潰瘍性大腸炎など、大腸の病気や痔などの肛門からの出血の可能性がある時に見られる色です。痔ではない人はタール便と同様、早めに病院に行って医師に相談しましょう。出血した箇所が肛門に近ければ近いほど鮮明な赤色をしています。
白色
白色の便は、肝臓や胆嚢(たんのう)に異常がある場合に見られる色です。正常な便が黄褐色をしているのは、胆汁が含まれているためなので、白色の便が出た場合は肝炎、胆石症、胆管がんなどの病気の可能性があります。そのため、病院に行き、医師に相談しましょう。
ちなみにバリウムを飲んだ直後の便も白色になります。
便の形状チェック!その形は大丈夫?
ドロドロして水っぽい形状
ドロドロとしている、またはほぼ水の便は下痢の場合に現れます。1日に5〜6回以上このような便がでる時は早めに病院に行きましょう。
コロコロとした形状
コロコロとしていてまるでうさぎの糞のような形状の便は腸が痙攣(けいれん)している場合に現れる形です。このタイプの便は、腸の中で水分が吸い取られてしまうので乾燥した状態で出てくることが多いと言われています。
細長い形状
細長い形状の便は食べる量が少ない場合、または大腸ガンなどの病気の場合に現れる形です。病気の場合、大腸にできた腫瘍が邪魔をして細い形状になります。
健康的な便の特徴とは?
ここまで異常のある便の形や色をご説明してきました。最後に正常で健康な便の特徴をご紹介します。
- 形状:柔らかいソーセージのような形
- 表面:なめらか
- 臭い:臭いはするが強く臭うことはない
- 色:黄土色または茶色
- 量:バナナ1.5本分〜2本分
- 頻度:1日に3回〜1週間に3回程度
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ビフィズス菌(ロンガム種BB536)には腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能があることが報告されています。