生理の知識は男の子にも必要不可欠!仕組みや症状を理解して大切な人に寄り添おう

生理とはどんな仕組み?何のためにある?

生理は、妊娠の準備をするために月に1度起こります。

女性の体は、月に1度妊娠をするために、卵巣から卵子を排出します。これが排卵と呼ばれるものです。さらに、同時期、子宮内では、子宮内膜が厚くなっており、妊娠の準備が進められています。

この時期に着床をしなかった場合、子宮内膜が剥がれおち、体の外に出るのです。この時に血液とともに排出される現象が生理になります。

この一連の工程が妊娠をするために必要な工程で、毎月生理が起こる理由です。

生理時の代表的な症状

生理が起こる時、ただ単に血と一緒に子宮内膜を排出するだけではありません。生理期間中は特に女性ホルモンのバランスが崩れやすく、様々な体調の変化が起こるのです。多くの女性は次のような症状を経験しています。

  • 下腹部の痛み
  • 腰痛、頭痛
  • 下痢、便秘
  • 貧血、めまい
  • 抑鬱、イライラ など

PMS(月経前症候群)とは?

生理の不調は、生理時だけではありません。生理前にも体や心の不調が起こるのです。これをPMS(月経前症候群)と言います。PMSの症状は生理時の症状と似ていますが、次のようなものが代表的です。

  • 情緒不安定、抑鬱、イライラ
  • 激しい眠気
  • 食欲不振、過食
  • 腹痛、頭痛、腰痛
  • 乳房、お腹などの張り など

生理用品の種類

生理時は、子宮内膜とともに血が排出されるため、下着を保護する必要があります。そのために使われるのが生理用品です。生理用品は1種類だけでなく、様々なものが存在します。

最近、たくさんの生理用品が出てるよね!

そうなの!何かと不快な生理期間だけど、
自分にあったものを見つけて少しでも快適にすごそう!

ナプキン

ナプキンは、血を外に漏らさないための吸収体がついているシート上の生理用品です。ナプキンの中でも多い日昼用、夜用、羽つき、羽なしなど様々な種類があり、血の量やライフスタイルに合わせて適切なものを選ぶ必要があります。

ナプキンの場合、1日に最低でも6〜10回は交換しなければなりません。血がついたままの状態を放置すると不衛生で思わぬ病気の原因になりかねないのです。

タンポン

タンポンは、吸収体を体の中に入れ、体外に出る前に受け止める生理用品です。タンポンも昼用や夜用など血の量によって使い分ける必要がありますが、血の量が少なければ、タンポンを装着をすることで外に血が漏れることもありません。

タンポンは6時間以内に交換するのが理想で、長時間装着し続けるとトキシックショック症候群という血圧低下などのショック症状が起こる危険性があるので注意が必要です。

月経カップ

月経カップとは、膣内に直接入れて血を溜める生理用品です。煮沸消毒をすることで繰り返し使うことができるので、環境にもお財布にも優しい点が特徴。

月経カップは4〜8時間程度つけ続けられるので、ナプキンなどに比べると交換の頻度は少なくてすみます。

吸収ショーツ

吸収ショーツは、吸収性のある下着のことで、ナプキンなどを使わずに下着1枚で血を対策できる生理用品です。

血の量が多い場合は、単独で使わずにナプキンやタンポンと併用することで万が一の漏れに対応することができます。

ナプキンをするほどでもない血の量であれば、下着だけで使えるので、生理用品特有の不快感を感じずにすむでしょう。

代表的な生理用品3つ

エリス 新・素肌感 (多い日の夜用) 羽なし 10枚×2パック【医薬部外品】/大王製紙株式会社 販売名:エリスND-X46

ふっくらした吸収体が肌にふんわり触れてフィットし、やわらかクッションシートがやさしく包み込みます。

ソフィ ソフトタンポン量の多い日用スーパー【一般医療機器】(届出番号:37B3X00001000006)/ユニ・チャーム株式会社

多い日には!生理中でも思いっきり楽しめちゃう♪

ソフィ ソフトカップ【一般医療機器】(届出番号:37B3X00001000025)/ユニ・チャーム株式会社

まとめ

生理の症状は十人十色です。

普段通りの学校生活を送れる人もいますが、鎮痛剤を手放せなかったり、寝込んでしまったりする人もいます。

もともとの体質のほか、そのときの体調によっても症状の出方が大きく左右されるということを知っておきましょう。