口臭が発生する主なタイミングとそれぞれの原因
口臭がする基本的なメカニズムは、剥がれ落ちた粘膜や食べたもののカス、唾液などに含まれているタンパク質が口の中で分解されている途中ででるガスの臭いです。
ただし、女性ホルモンの働きによっても口臭がする場合があります。特に次のようなタイミングでは、口臭が発生しやすいです。
- 生理前、生理中
- 妊娠中
- 閉経の前後
女性ホルモンの影響で口が臭うこともあるのね!
そうだよ!それぞれのタイミングごとに原因を説明するね
生理前、生理中
生理前や生理中は、口臭がいつもより気になるという女性が多くいます。これは、ホルモンバランスが変化することで、免疫力が落ち、口の中の細菌が繁殖しやすくなることが原因です。
また、女性ホルモンの1つであるエストロゲンは唾液の分泌に関係しています。このエストロゲンは生理前、生理中のタイミングで減少するため口の中は乾きやすい状態です。口の中が乾くと口臭が発生しやすくなるので、生理前や生理中に口の臭いが気になりやすくなります。
妊娠中
妊娠をすると女性の体にはさまざまな変化が起こります。その変化の1つが唾液分泌量の減少です。生理前、生理中も唾液の分泌が減りますが、妊娠中の場合、より長期間、唾液の分泌が減るため、歯周病菌や虫歯菌が繁殖しやすくなります。この雑菌が口臭の原因となるのです。
閉経の前後
閉経の前後は、自律神経が乱れやすく体調の変化が起こりやすいタイミングです。また、女性ホルモンの減少が著しいため、生理の時や妊娠中と同様に唾液の分泌量が減ります。そのため、口が乾きやすく、雑菌が繁殖しやすいので口臭が強くなってしまうのです。
女性ホルモンによる口臭の対策3つ
女性ホルモンが原因の口臭は、次のような方法で対策することができます。いずれも唾液の分泌量を増やすための対策で、日常で簡単にできるので実践してみましょう。
- 唾液腺マッサージをする
- よく噛んで食べる
- 定期的にストレス発散をする
- 唾液腺マッサージをする
- 適切なマッサージをすることで唾液の分泌量が増えます。具体的には次のようなやり方でエクササイズをしてみましょう。
- 耳の前の頬に指を揃えて当てて、後ろから前へ円を描くようにやさしくマッサージします。
- 耳の下の顎の骨の内側に親指を当てて、顎先に向かって5ヶ所程度に分けてやさしく押す
- 顎の下に左右の親指を当てて、舌を突き上げるようにやさしく押す
よく噛んで食べる
食べ物を食べる時に噛むことで唾液が分泌されます。献立を考える時は、歯応えがあるものを1つは取り入れると良いでしょう。
また、小腹が空いた時はおしゃぶり昆布やガムを選ぶことで口臭対策をしながら、ダイエット効果も得られて一石二鳥です。
定期的にストレスを発散する
ストレスを溜め込むことで自律神経が乱れてしまい、唾液の分泌量が減ります。定期的にストレスを発散することで、自律神経を整えて口内環境の改善に繋がるのです。ストレスの発散方法は人によって異なりますが、次のようなものがあります。自分にあったものを見つけてみましょう。
- 軽い運動をする
- 大きな声を出す
- 友達や家族など気を使わない相手と話す
- 泣ける映画をみて涙を流す など
口臭対策に役立つ2つのアイテム
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まとめ
女性ホルモンが口臭に影響するなんて意外ですよね。体臭と同じくらい気になる口臭は、毎日のケアでしっかり対策していきましょう!