精子凍結保存とは？
精子凍結とは-196℃で精子を凍結して保存する方法のこと。
凍結された精子は半永久的に保存することができます。
妊娠には個人差があることから1本だけの保存ではなく、
予備を含めた複数本の保存を推奨している病院もあるようです。
精子凍結保存は誰でもできるもの？
精子凍結保存は未婚、既婚に関わらず全ての人が実施可能です。
しかし、精子凍結保存をする人はいろいろな状況や目的があります。
いろいろな状況や目的って例えばどんなものがあるの？
そこのところについて詳しく説明してあげる！
精子凍結保存はどんな人がしている？
精子凍結保存をする人にはいろいろな理由があります。
今回は代表的な2つの理由をご紹介します。
病気の治療
精子凍結保存をしている人の中には、
病気の治療を理由として行っている人がいます。
例えば、癌が見つかり、手術や放射線治療をする場合、
精子を作る機能が傷ついてしまう可能性があります。
そのため、治療を始める前に精子を凍結保存するという選択をするのです。
不妊治療
精子凍結保存をしている人の中には、
不妊治療を理由として行っている人がいます。
例えば、長期の単身赴任などがあり、
パートナーの排卵の時期に合わせることができない場合などに
備えあらかじめ精子を保存するのです。
2人のライフプランを実現していくために精子を凍結保存するという選択もあるようです。
精子凍結の保存方法
精子凍結の保存方法は、まず保存をする前に凍結保存に向いている
精子なのかどうかを判断する精密検査を受けることが前提です。
向いているタイプの精子であれば-196℃の液体窒素に耐えられる
高品質な精子を選んだ上で冷凍保存します。
精子凍結保存のメリット・デメリット
精子凍結保存のメリット
精子凍結保存することのメリットは、不妊治療で男性が不在の場合でも
女性の排卵期に治療を実施できるというものです。
排卵と射精を同時に行う必要がないため、女性の都合で治療をすることができます。
精子凍結保存のデメリット
精子凍結保存をすることのデメリットは、精子を凍結することによって、
精子自体の運動量が低下してしまうことです。
精子の運動量が低下してしまうと人工授精や
体外受精に適さない状態になってしまう可能性があると言われています。
まとめ
不妊治療のひとつである「精子凍結保存」についての基礎知識をお伝えしました。
実際に不妊治療として取り入れたいと考える方は、
正しい情報を精査し、検討することが大切です。
